参院選の歴史的大敗と物価高騰、さらに日米関税交渉と――2025年夏の永田町はいま、まさに“政局モード”一色です。
その渦中に立つのが、内閣総理大臣・石破茂さん。
就任からまだ2年足らずでありながら、党内外から「退陣せよ」の声が噴き出し、連日メディアをにぎわせています。
石破さん本人は「辞める理由はない」と強気の姿勢を崩しませんが、“石破おろし”の動きは確実に加速中。
「いったい、いつ辞めるのか?」「もし退いたら次は何をするのか?」――ファンとしては気が気ではありませんよね。
本記事では、最新の報道と専門家の分析をもとに、①辞任のタイミングをめぐる思惑、②退陣後のシナリオ、③石破さんが掲げる政策ビジョン――この3点を深掘りします。
読み終えるころには、永田町の“次の一手”がクリアに見えてくるはずです。
石破茂の辞任のタイミングは?

石破茂の辞任は現実味を帯びるのか
参院選で与党は改選議席の3分の1しか確保できず、上下両院で少数与党へ転落――結果公表直後から、党内若手や地方組織による“退陣要求”が一気に噴出しました。
石破茂さん本人は「退く考えはない」と明言し続けていますが、県連や若手議員の“両院議員総会招集”署名が規定数に迫りつつあり、政権基盤は日に日に揺らいでいます。
政局の専門家は「8月上旬までに続投の道筋を示せなければ、包囲網が完成する」と指摘します。
辞任のタイミングに隠された思惑
政治家にとって“辞め時”は戦略そのもの。
石破さんをめぐっては、①日米関税協議の大枠決着(8月1日めど)、②政府・与党でまとめる参院選総括(8月下旬)、③9月上旬の臨時国会――この3点が「3つのXデー」と見られています。
もっとも有力なのは、参院選総括がまとまる8月末までに「責任を取る形で退陣表明→後継の総裁選を9月臨時国会前に実施」という“花道シナリオ”。
一方、日米協議が好結果に終われば「外交成果をテコに続投」の可能性も残ります。
カギを握るのは県連や無派閥議員が進める署名活動――それが8月半ばに発火点を迎えるかが焦点です。
退陣の可能性や今後の政治活動に迫る!

退陣後の石破茂は政界で何を目指すのか?
仮に総理を退いたとしても、石破茂さんほどの政策通・発信力を備える政治家が“隠居”で終わるとは考えにくいですよね。
むしろ永田町では「退陣後こそ本領発揮」という声も。
専門家が描くポスト首相のシナリオは大きく2つ――
- 院政型シナリオ:無派閥横断の政策勉強会を率い、与党内で“キングメーカー”として影響力を維持する。
- 政界再編シナリオ:保守と中道を束ねる新党を旗揚げし、解散総選挙でキャスティングボートを握る。
どちらの場合も「外交・安全保障と地方創生に強い石破ブランド」が武器となります。
石破茂が描く日本の未来
石破さんと言えば、防衛・農政・地方創生など多岐にわたる政策“オタク”ぶりで知られます。
退陣後も「政策提言型政治家」として存在感を放ち続ける意向が強いようです。
石破さんの最新ビジョンは、首相官邸や所信表明演説で繰り返し語られてきました。
キーワードは「地方創生2.0」と「経済安全保障」。
- 安全保障:防衛産業の国内回帰と経済安保司令塔の設置で「総合安全保障体制」を構築。
- 経済:物価高対策として“選択的消費減税”を提案し、生活防衛と成長投資を両立。
- 地方創生:10年間集中でデジタル田園都市国家をアップグレード、若者・女性が地元にとどまれる環境整備を推進。
今後はオンライン番組やYouTubeで政策を直接発信し、若手議員とのタッグで「草の根シンクタンク」を立ち上げるプランも囁かれています。
まとめ
参院選の敗北で一挙に表面化した“石破おろし”は、若手・地方を巻き込みながら一大ムーブメントへ発展しました。
ただし当の石破茂さんは辞任報道を真っ向から否定し、8月までに外交・経済で成果を示して反転攻勢を狙う構えです。
8月末の参院選総括が続投か退陣かの分水嶺になり、そこで責任を取る形で身を引けば“花道退陣”、成果を掲げて続投すれば“石破2年目”の再スタート――永田町は二つのシナリオを固唾をのんで見守っています。
仮に退陣しても、石破さんの政策通ぶりと発信力は政局のキーワードであり続けるでしょう。
ファンとしては、本人の肉声や公式発信を追いながら「地方創生2.0」や「総合安全保障」といったビジョンが、形を変えてどのように展開するのかを見届けたいところです。
いずれにせよ、この夏の永田町は一瞬たりとも目が離せません――石破茂さんの一挙手一投足が、日本政治の“次の章”を決定づけるのです。
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